箒とちりとり

のたうちまわるオタクの図

推しと青い鳥

ゴスペラーズというグループ名と個々を認識してだいたい10年。

社会人になってやっと行けた念願の海外集いが私情にクリティカルヒットすぎてただ呻くしかなかったいちマニアの、のたうち回るさま2ファイル分。

ガチガチに私情の話しかしてないです。

 

 

*握手会後、ディナーショー前のホテルラウンジで酒を飲みながら書いた分

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜推し好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
人生で初めて、10年間聴いてきたさまざまな詩と言葉で支えてくれた人との接近。無理。好き。もっと欲を出してリクエストできるオタクでありたかった。プレボにシャンパン投げていいですか……。推しに対する欲、究極は生きて歌い続けて欲しいしかないんだった………。
言ってしまった以上、あの言葉が本当に推しにとって負担ではないものであることを祈ることしかできないけど、本心から、ほんとうに、貴方の紡いできた詩に、ここまで救われました。ありがとうのかわりに好きって言わせてとか言えなくて、ありがとうも好きも旅が続く限り何度でも言わせて……。
 
てか指先だけ握ってくれる推しメッッッッッチャ紳士じゃない????????ひとの手のひらそんなにさわりたくないから四つ指最高  やばい   恋
いやたぶんほかのメンバーとも基本的に同様の握手をしたようなしてないような……?
 
そこまでじゃないと言い訳し続けて、でもことあるごとにひとつひとつもっと好きなところが増えて、人生の、ほんとうにどうしようもないと諦めていたところを変えるだけの原動力まで貰ってしまった。
ほかにもいろんな要素はあったけど、言い訳はたくさん重ねて本心をちゃんと出してるわけじゃないけど、ずっと腰が重いままだったことと、やっと向き合える。
便宜上推しと呼んでいるけど推したことなんか一度もなくて、ただただ好きで憧れて尊敬していて、気づけばいろんなことを支えてくれていた人。すごく軽い気持ちで聴き始めた曲たちだったのに、10年間、音楽を通してでしか処理できなかった感情がたくさんあって、それがなかったらもっと早く押しつぶされていたことはわかる。
それでも2017年暮れくらいまでは最高に好きなだけの人で、この1年ちょっとで大きすぎる原動力を貰ってなかったらこんなに泣くほどの感情にはなってなかったと思う。オタクはすぐクソデカ感情になるな……。
 
 
少しだけ、向き合えるかなと思ったのは舞台「バラードが聴こえる」。初演がちょうど自分史を扱った卒論の口述試験日で、誕生日で、モラトリアムの区切りの日。試験官の、わりとお世話になった教授に「これからの人生、どう生きますか」と訊かれた答えは今でも偽りなく思っていることだけど、あの日はその答えを舞台の物語を通して肯定してもらえたみたいで、Welcome to the brand new worldでありえないくらいに泣いてた。今の仕事や環境を好きだと思える感情的な根拠にもあの瞬間があるのは否めない。
後々決定打になったのはSeven Seas Journeyで、ラジオで初OAされたとき、小舟を漕ぎ出すようなアカペライントロからずっと涙が止まらなくて、ツアー6回も行ったのに、WOWOW放送の録画でさえ未だに泣いてしまう。音源もまともに聴くと泣く。
そのあと、配信してから一週間後くらいかな。この主題歌を飾った映画を見ようという踏ん切りがやっとついて、これを情報的に逃げ場のない映画館で見たら確実に心が死んでいたくらいにはトラウマ直撃の話で案の定心は荒み、ツイッター実況は捗り、最後の希望の象徴になってる白石氏がいなかったら確実に見れてなかったんだけど、物語中でなにひとつ泣かなかったのに、エンドロールが始まった瞬間にボロッボロ泣いてしまった。ほかのも知ってる分なのか、映画自体は機能不全家族の1ケースであり物語として見られないから、エンドロールで流れる主題歌がそういう経験をしたすべての人に寄り添うもののように感じられて。曲の終わりを聴き届けてからもひたすらに曲をリピートして。そのあとトラウマ関連で2ファイトくらい人と挟みはしたけど、決定的に何かがダメになった初夏からちょうど10年。ちゃんと自分を生きられるようにしようと踏ん切りがついて、出国前には手続きに必要なものを全て揃えあとは郵送するだけの状態に持っていった。たぶん、決断してから1週間くらい。原動力にはこの、セレナーデでありララバイである曲があった。
 
わたしは未だに親が苦手だし、親の愛情を信じることができないし、家族というもののこともよくわからない。ずっと昔、無邪気な声で産まなければよかったと言った人とうまく家族になれない。失敗すれば失望するような人の「愛してる」を信じたくて、愛されることを諦められなくて、そのなかで本当に自分は生きていないほうがよかったんだと思ってしまったあの瞬間から10年。あのときの手の温度を忘れてない。仕事では尊敬しているけど、家族としての情を家族の誰にも持てない自己嫌悪が大きくて、だれひとり同じところで暮らしてさえいないのにどうして家族なんだろうと思い続けてきた人生で、捨てる決断を、やっとできた。実益の面もいろいろあるけど、こうして積み重なったいろいろがある限り人を好きになれないし自分の意志を持てないし自分のことも好きになれないことを知っていて、それでも家族に憧れていたのを、普通になりたかったのを、いい加減やめようと思えた。
家族としてあなたたちを愛することはきっともう一生できないけど、人として好きでいるためには、人として誠意を持つための手段として、これが最適解なんだと思ってる。毒親というか、そういう強い支配を伴う家族と適切な距離感になるための手続きが、そういう家庭ではすこし煩雑で重たいのだろうと。無理矢理自分を納得させてるだけかもしれないけど、決断してしまったのでやりきってから後悔したほうがいい。
愛し愛され愛を受け継ぐ歌で決断するのが愛を諦めることなのは、歌に祈りを込めた推しに申し訳ないと思うけど。ただはやく死にたいとさえ思っていたのに、確固たる個として生きたいと動き始めて、ひとつひとつこなすたびに頭の中で流れるのは、あの人が紡いだ数少ない「大丈夫」を歌う歌。いつか、星屑の街で大丈夫と言えるようになれますように。それまでは「僕を信じて」という言葉を支えにさせてもらうけど。
 
 
みたいないろいろがあり、でも人に言うには受け取る側には重たいいろいろであることを何人かに話した経験上とても思うので、ただ「あなたのおかげで人生で大きな決断ができました」とだけ。そのときに「ほんと?」とすごく優しい声で相槌をくれて、言葉を重ねてからの「よかった」もすごく優しくて、神対応マジ神なんだけど、その神対応に本当にまたひとつ救われてしまった。いや、声色のコントロールによってわりと一律で優しい声対応なんだろうなということもわかってるんですけど。そういう冷静な判断の部分がマジで抜け落ちてた…。
ああ、あれから10年間。少しずつ立ち直れて、自分の決めたことの先で、いまこの瞬間、この人に会えたんだなって。
 
長年の友人に見たことないくらい顔が溶けてると言われたけど撮影時の推しの距離感ほんと神対応すぎてこれでリア恋殺すマンなの最高に理想の塩梅で大好き………あ〜〜〜〜〜推し好き………………………。
ただでさえもはや海外集いやばいのにこのあとディナーショー!!!!!!!幸せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜幸せを金で買わせてくれる推しというかこの催しと全世界ありがとう!!!!!!!!!!!!まだまだ生きます!!!!!!!!!!!!!!!!推しがいるのもあって今日も明日も世界が楽しいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 

*帰国後の分

好きでしょ………………………………………
ゆたかさんすきでしょ……………………………………………
 
禊みたいにアウトプットしたあとに追い打ちっていうかこれはもう純粋に推しが好きすぎるただの一介のヤンマニとして奇跡的な僥倖がマジ最高………………………………視界を遮るものがないところで客降り曲の歌い終わりを見つめ続けられるの奇跡すぎる……なに…?この席番じゃなかったら視界の最前物体が推しの背中とかなかったんでしょ????????ありがとう奇跡……………やばい…………肩甲骨のラインめちゃくちゃ綺麗……ボディメイクすごい…………生マイク回しを斜め後ろのアングルでこんな間近で見るとか何????????なにもマイペンライしない すごい  ありがとう世界   世界への感謝を言葉にするまで3日もかかってごめん……すべてにありがとう世界…………
 
いや なんか  ね? いちばんうしろのテーブルだから泣きまくれていいな〜くらいの軽い気持ちでいたらスタンドバイミーの客降りで全テーブル練り歩き。ちょうど通路席(???)だったのでめちゃくちゃ見やすくて、目の前をメンバーがお手振りしながら5人で歩いていったんですけど。
なんかもう前後関係わからないんだけど、歩いてきたメンバーに手を振ったかほんとに覚えてないんだけど、普通に目を合わせ(たぶん視線あってるとは思うけどサングラスでわからない)てたリーダーだ〜わ〜〜近い…………ってなったあと  あの、こればかりはもう自意識過剰を許して欲しい…。  あ、この子だ、みたいな。自担と認識してる視線の置き方された気がする。段差が危うかった女だとでも思われたのかな…。めちゃくちゃ笑顔だった わからない  目がうるさかったんだろうな  かわいかった……くしゃっ、てめちゃくちゃ好きな笑い方と顔を寄せてくるお手振りでしかばねのごとき思考停止になり、たぶん初めて現場で音が抜け落ちて推ししか見えない状態になった。こわい…歌を聴きたくて来てる現場なのに……好き…ラブ価がインフレーション……そのあとのひとのことがまじでおぼえられていない……。
 
で、会場回り終わったあとに後ろで歌い終わりますよー!って前まで戻ってきたメンバーがそれぞれ通路に1人ずつ配置されていくんですけど。あの、なぜか 真横。さっきお手振りされたところ、席の右側1メートルもないところで立ち止まる推し。めちゃくちゃびっくりして戸惑いながら手を振ったら、いるね〜みたいな軽い視線。あっ!そのドライさ大好き! えっ  あれ?????? そこで??????歌うの?????????????????   ?????????????? 歌 アッ  マイク回し    アッ……………………………
ちょうど背中を向けた状態で歌っていたのでめちゃくちゃ綺麗な肩甲骨ガン見してた…ツーブロの下の方がいつもよりちょっと厚くて、めちゃくちゃ好きな曲のロングバージョンアレンジをなりきらない状態で聴くというだいぶ珍しい楽しさがあるのに音のことを覚えてない…こわい……歌い終わり、いえい!って言ってた肉声は覚えてる。怖……舞台に戻っていくとき、場つなぎな喋りで「俺、思ったよりちっちゃかったでしょ?」にかっこいいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!しか言えない。ほんとにかっこいい…かっこよかったな……。あ〜〜〜〜〜〜〜すごい…………………………………ファンサ(原則ない)より接近接触より歌ってる推しを間近で見られる幸せのほうが大きい…………………………………………あの瞬間、たしかにこの世で最も恵まれたオタクだった……………プレゼントとかハグとかより歌ってる姿がいい………うそですめちゃくちゃ徳積むからいつか推しのチェキ欲しい……………………。
何軒もハシゴして店員さんにめちゃくちゃお伺い立てた服選びとか、空港でジルの限定アイシャドウ買ったりとか、推しに会うという名目でならどれくらい自己課金できるかの気安い実験でしかなかった出国前のキツキツタスクが功を奏しすぎた……ヒエ………
 
衣装がいいとか腰細いとか衣装のひらみがいいとか全体細いとかかっこいいとかyour hero最高だったとかムーンウォークとか歌詞飛び氏とか熱帯夜のロングトーン最高とかクイズ大会中の推し最高にかっこいいとかいろいろあるのも言い切れないくらいにはいろいろと最高すぎてディナーショーマジ最高だったんですけど。
 
 
開演前に禊で星屑の街の話したら本編最後が星屑の街でずべずべになってしまい。パスポートに散々スタンプ押してきた人生だけど、初めて自分の意志で行った海外で、接近でめちゃくちゃ救われてしまったあとで、「大丈夫 ずっとこの歌とここまできたよ」なんて聴いて泣かない涙腺を持ってない。大丈夫だなって。この歌声が響いてる限り、好きになれたものをああやって嫌うことはないんだなって。あの頃いちばんどうしようもなかったところが、どうにかなったあとで大丈夫と歌われる、この。
 
あまりにも泣きすぎて拍手しながらこのあとアンコールまで短いのわかってるけど泣きすぎてるのでちょっと待ってくれと思ってもアンコールは待ってくれないので、顔拭くのもギリギリな状態でMC始まっちゃう。面白おかしさ、W2N2沼津の挨拶を彷彿とさせる愛のシャワーという語、言葉の穏やかさに安心感と落ち着きをもらったあと。
完全に主観と私情だけど、あの人の「これからも愛される価値のある歌を歌い続けていきたい」という言葉がいつもより重たく感じてしまって。たまに聞く文言だしメンバー全員がそのストイックさを持っているからずっと好きなんだけど、感情を向けられるだけの価値を求めていたから少しだけ苦手でもあって。ストイックであることを好きの根拠にしてるけど、無根拠かつ掛け値無しの愛でいさせてほしい矛盾をまざまざと気付かされてしまった。先日「あなたのおかげ」なんて言ってしまったのもあって、理由も根拠もあって好きだけどただ歌い続けてくれればいいと条件と無条件の狭間でオタクの心がサンドイッチされていた。
高純度の愛情で満たされた空間の裏にある、ひとの努力や事情や研鑽や苦悩みたいなものを垣間見ると、この愛情が成り立っているバランスの危うさのようなものを見てしまう。でも、みんなにあるさまざまが重なり合って、同じ場所に旅してるからこんなに尊いんだよなあ。やっぱりありがとう世界…愛することをやめないでいたいね…。
リーダーの「海外ファンミも含め、行ったことない街がないと言えるようになるくらい、これからもいろんなところに歌いに行きます。みなさんも来てくれると嬉しいです(※ニュアンス)」と誓いを添えて、アンコールの曲。
 
 
「青い鳥という曲を、聴いてください」
 
 
恐る恐る鳥籠から踏み出すような、繊細な歌い出し。揺れる不安定で透明感のある、北山さんのテノール
 
最初の音が響いた瞬間から涙が止まらなくて、いつも音が出ないように泣くことを心がけてるのに嗚咽が抑えきれなくて。
おとなになって辿り着いた、奇跡のような高純度の愛に満ちた場所で。10年前、初めて音楽だけで泣いた曲。
いまみたいに気分転換でお酒も飲めないし気軽に話せる相手もいないしSNSなんかもなくて物理的な移動もほとんどできなくて、ちいさな世界で八方塞りみたいな頃に出会った、旅をする青い鳥。
前後のスケジュールと兼ね合いをつけたセットリストなのは、理性としてわかる。橋ツアーで聴く青い鳥も好き。
でも、禊と思って来た旅の、あまりにも幸福な時間の幕引きに、この曲とめぐり逢えるなんて。
「人は求めすぎて 何を失うだろう」と。いちばん大切なものを無くしたあの頃、大切なものがなにもなくなってしまったあの頃、青い鳥はいつかあるかもしれない遠い希望だったと思う。目の前で響く詩が歌になるほど、当時13歳の自分が救われていった。
あの頃、遠い物語のなかの希望だと思っていた青い鳥が、目の前にいる。大サビ前の掛け合いでゆたかさんの声が力強くて。ああ、やっぱり今日の歌い方好きだなあ…。
この10年は、少しずつでも人を好きになれるような出逢いに恵まれてきた。誰に話しても意味がないとすべての信頼を諦めていたのに、身の上話をしたら幸せになってほしいと祈ってくれる人も、ギリギリになったときに心配してくれる人もいる。少しずつ、旅をしてきたんだと思う。たくさんの場所と人に出会った。やれたらいいなと思う目標もできた。年齢的にも、視界的にもおとなになれたと思う。今は、手の中にたくさんの愛があることを知っている。かつてただ眩しいばかりだった詩とメロディにそんなことを考えていたのかもしれない。
「必ず あの日見た夢と めぐり逢えるから」
最後の詩を歌い切る瞬間だけ涙は止まっていたかもしれない。泣くことさえできないくらい、いろんなものが詰まってしまった。青い鳥が次の街へ飛び立っていくアウトロにまた泣き始めるんだけど。
ただの、叶える気もない希望だった。決して出逢えないんだろうと諦めながらも夢見ていた鳥だった。
気が付けばたくさん、何度も、遠い希望と思っていたものに出逢えていた。最後のフレーズが、忘れ難いあの頃への手向けになるほどに。いま目の前にある、幸せで、奇跡みたいなめぐりあわせに、ただ、よかったねと子どもに手を振るような気持ち。心が冷え切ったその瞬間はなくならないけど、これから生きていく道は振り返れば胸が温かくなるものだよと。決別できない過去が少しだけ遠ざかった気がした。
飛び立っていく青い鳥を見送りながらそんなことを考えていたかもしれない。
言語化が間に合わないほどに、ただただ救われるような想いに泣いていたけど。単独舞台のときの巡り合わせがよすぎてこれ以上の奇跡なんてないと思っていたのに、はじめての海外集いでこんなにもこんなことがあって、ゴス自体に度々ある奇跡のような運命のような巡り合わせをファンにまで伝搬させなくても……と一周回って一抹の恨みさえ出てきそう…笑
前奏から最後までほんとにめちゃくちゃ泣きすぎて同じテーブルの人たちを戸惑わせてしまったことについては本当に申し訳なく思っています……その節は本当にすみませんでした…………これに懲りずまた再来年会ってください……。
 
でも、これからも青い鳥に逢えますように。
万感の想いと尽きぬ感謝を込めて。
 
次の海外集いは推しに好きなシャンパンの銘柄を訊くぞ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!若干先の未来よりネクスト現場イズ国フォ!ハッピー!!アニバーサリーイヤー楽しみ!!!!!!!!!!周年休み明けたら海外集いで台湾行きたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!
たぶんまだ愛しかわからないけど推しを推しと呼んでときめいてるときはまごうことなき恋です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新譜(※未告知)のジャケ写楽しみだな~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

愛とヒカリ

といつの間にか高崎から2週間くらい経ってて驚いています。
終演後から2日くらいはこの世に溢れる音に触れることさえ億劫で。
少しずつ反芻して落ち着いた頃には思い返してはポロポロ泣くという重症っぷりで。
未だ消化が終わっていないようなので、ついに長文をしたためる次第となりました。
※全文にわたりネタバレと個人の主観と個人的な解釈です
 
 
 
ゴス高崎は有難いことに3年連続で行かせて頂いているんですけど、セットリストの変遷が顕著だなあと比較対象が増えるほどに思います。高崎の街も、去年はオーパ開業直前だったり、今年はビックカメラができてたり。変わることで豊かになるなあとセットリストも街も年々好きになっていきます。
 
1年目のセトリは「はじめてのビッグバンド」。苗場で叶わなかったやりたいこと、聴いて欲しいものを詰め込んだ、楽しくてきらきらしてて、北山さんの復帰もあって力強さと楽しさをたくさん感じていました。
2年目は、ツアー曲の比率もあって「アフターソウルネ」ないし「ソウルネのエピローグ」のような印象を受けていました。after love has gone、残照、未来あたりの時代性とボーカルワークの緻密さで圧巻する選曲は、回帰と再生の延長線の果てだったように思います。
そして、3年目。「ゴスペラーズの音楽祭」として、高崎音楽祭という場に対する在り方の軸を感じる年でした。
 
以下、今年のセトリに対する一喜一憂。
 
◯オープニングメドレー
たぶん新大阪あたりで気づきました。遅い!
リードボーカルの旋律を認識できていなかったので、たぶん序盤はずっと低音に音の焦点がありました。従来のオープニングでもよかったのに、「アーティストのオープニングを飾るならその人の曲がいいでしょう」と、作られたアレンジメドレー。笹路さんのこだわり、最高すぎます。
◯123for5
1音目で手を叩く準備をしはじめる。4か2で動きます。察してください。
◯いろは2010
やった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
インスタの匂わせで世田谷ホーンズ待ってたなんて そんなことは   来年が楽しみです。
ここにくる定番、2番打者の送りバント並みの安定感。
リーダー曰く「ヒット曲と聞きまごうほどの歓声」が出たところ。
会場を温めた後のビッグバンド映え。Reflectionと並んで好きな曲だし、去年なかったのでうれしかったです。このあとのMCでリーダーが上記発言をしているときにちょっとうれしそうかな?という雰囲気を出していた北山さんが印象的でした。北山さんリクエストの曲だったもんね。
言葉にすれば
NHK合唱コン課題曲として作った歌です。聴いてください。“言葉にすれば”」とゆたかさん。
このワンクッションがなかったら息が止まっていたかもしれない……本当に好きな歌で、曲順変更に伴うアレンジや音の印象の変化がいいなあ…………アッ……好き……………………
星屑の街
金管楽器の繊細な音色と、ピアノと、5人の声の調和が初披露とは思えないほどに美しくて。
マイク5本だけでどこにだって行ける人たちの、さまざまな想いを込めて歌い続けてきた曲が、22の音色で奏でられたことの意味を考えてしまいました。
オケが鳴り止み、アカペラになる前の一瞬の静寂と、5人の声だけが会場に響いたとき。
笹路さんのアレンジに込められた愛とか、会場の音の良さとか、今この瞬間にこの音が響いている意味とか。立ち返って紐解けばそういうことだったとは思うんですけど、あまりにも美しいものを見たような気がして、頭のてっぺんからつま先まで、すべてが星屑の街という曲で満たされたような感覚がありました。
「大丈夫 ずっとこの歌とここまできたよ」
何度も聴いてきたはずのフレーズがまだこんなにも心に響く。
放心状態になると音が抜けていっちゃうわるいところが出てたタイム。ちょっと待ってまだ歌わないで!!!って。でも4回目なので新しい音が続くよりかは余裕をもって音を追える曲、ありがたい…。
初日はリーダーが手を曲げる振り付けを忘れて慌てずポーカーフェイスで動くところがあったようななかったような…?これもきっとタヌキのせい
In This Room
えっちだーーー!!!!わーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!振り付けやってる人が田村より少なくて動揺はしましたが、ビッグバンドアレンジめっっっちゃ最高でどきどきしました。マイクをスタンドから外す瞬間がだいぶ好きな気がします。
証城寺の狸囃子、大きな栗の木の下で、こういう曲調好き
GBBメンバーは休憩に入り、アカペラのターン。
えっ歌うの!?   踊るの!?!?まさかここが今年のなりきり!?!?
めちゃくちゃびっくりしたけど、めちゃくちゃ楽しかったです笑 たくさん笑いました。
リーダーの歌詞ガイド付きで何かを歌うって貴重すぎでは?栗はほとんど踊った覚えがなかったので焦りました。15年前とかの話なんだけど。
アカペラの童謡で、客席参加型で、ものすごくフランクに楽しいことをしているはずなのに、舞台上で響いてる音は複雑。大きな栗の木の下では特に歌唱免除されるくらいなので、ゴスの声の魅力が余すところなく出るいいアレンジだなあと思います。
「ドウヨウ」の音を重ねていく巧妙で愉快なトークは笑いながら頭の中で座布団を積み上げていました。そして、「こういう曲さあ…こういう曲、こういう曲調さ…」みたいなフリにじわじわと客席が気付き始めたあとの、「こういう曲調〜?」\好きー!/のコーレス。
苗場や集いのHIT ME然り、「好き!」と声に出して伝えられる瞬間をもらえるのはすごく嬉しいです。前半戦の万感の想いを込めて。「好きー!」
でもそれとは別の話で、童謡2曲やって「すきー!」と無邪気にはしゃぐの、童心に帰りすぎてて成人済み社会人としてのメンタリティを失いますね。
こういう曲調好きが大好きなので始終嬉しかったです。
Sweetest angel
「何もアレンジしてません!」「声がよく聞こえる版!」「採れたてオーガニック野菜みたいなアレンジです!」身も蓋もないリーダーの宣言に重なるフォロー。早稲田組の軽快なトークのテンポはやはり心地いいです。バックトラックがかわいすぎて耳が引っ張られちゃって、ボーカルワークと音の焦点のバランスがまだとれてなかった頃なのでアカペラはものすっっごく嬉しかったです。バックトラックがかわいいってなんだろう……でもスモークピンクのリボンみたいでかわいいんだよ……。
え、え、え、えんじぇ〜〜のところ、音源でもエフェクターなしでハモってこういうことするの最高だなあと思っていたので、アカペラだとそれが際立ってより最高でした。
タブレットでストリーミング加入してるんですけど、待ちきれないでうっかり出先でレコチョク購入したくらいにはBPMから目新しい感じが好きです。
MC
曲が終わった後、おもむろに袖へ引っ込む北山さん。
4人と笹路さんで高崎グルメの話をするも、いちごホイップクリームもんじゃ焼きも炭水化物も去年と全く同じトーンで、2017をリプレイしているかのようなトーク
捌けたきり中々戻ってこなかった北山さんが戻ってきて、「よかった!そろそろこのくだり厳しくなってたところだった!」「危うく笹路さんと5人でゴスペラーズ始めるところだったよ!」とステージ上に安堵が広がるも、北山先生開口一番に「なんか、顔から血が止まらなくて…」
あまりにも!!心臓に!!!悪い!!!!!要点しか言わなさすぎる!!!!!!!
「一般的に言うところのカミソリ負けですね。汗で溶けて血管膨張で出ちゃったんでしょうね。僕はさっき負けてるところ見てましたから」汗先輩!さすが汗先輩!汗先輩はなんでも知ってる!
本当に汗先輩のおかげです。
ヒカリ
めっっっっっっっちゃ正解…………………………………となったところ。
積み積みのバックトラックも雨に映る光みたいで好きなんですけど、絹に月明かりを透かしたようなやさしい光は愛のやわらかさを感じました。引き算の美です。
バックトラックの音量と声量のバランスが取りやすいのもあるかもしれない。ツアーでどうなるかが楽しみな曲でもあります。
◯Ture colors  Isn’t she lovely
楽曲解説が過去最高に丁寧で、音楽祭だなあと思ったところ。
小学生や未就学児時代の原曲なので、「俺が小学1年生の頃の曲です」「僕はまだランドセルも背負ってない時代ですね!」など、具体的に年齢像を描きやすい描写による説明。「黒沢の小学生時代どんなだった?」みたいな掘り下げに入りかけたところで「そんな、僕たちの子ども時代の様子なんていいんですよ!共有されてないし!しなくていいし!」とツッコミが入ったけど、4年前のツアーで大々的に共有されたやつだなあと懐古しつつ、たくさん笑いました。笑いすぎて明確な内容がすっぽ抜けました。
「don’t be afraid let’s them show」を歌うゆたかさんの表情が相変わらず好きです。虹色に照らす演出が本当に優しいので、そろそろこの曲だけでもいいから全人類に気安く勧められる映像が欲しいです。たくさんのことをやってきた人たちなので、こういうことをしっかりできるだけの土台も感じます。
SING!!!!!、Fly me to the discoball
今年はここか〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
この星屑の街を受けて「20年後も歌おう」と言われるとグッとくるものがまた多い。
ディスコボールを天井に探してしまうけど、曲がディスコボールしてるので、会場全体がきらきらしますね。幸せになれるので好きです。
それはそうと、SING‼︎‼︎!でいつもより多く回っていた北山さんにハラハラしてしまったので、自分が思っているよりもご自愛してくれたほうが安心するなあって……ステージである限り難しいところはあるんだけど。
愛の歌
やっっっっっった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
去年歌わなくてちょっとだけしょんもりしたのでめっっっっちゃうれしい〜〜〜〜〜〜〜やった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
なりきりは安定の自然発生のハーモニー笑  一昨年のようにFOR FIVEのなりきりもりもりは振らず。復習を失念していたので安心しました。その後の布石とはつゆも思わずに。
愛の歌はビッグバンド映えするのでほんっっっっとに音がきらきらする。しかもヒカリのあとに愛の歌は最高の曲順ですね。受け取ることで愛は形になる。その愛を会場全体で響かせる。とても幸せなことで、ステージ上にいる人たちも同じような幸せを感じていたら嬉しいなあといつも思います。世界には愛とハーモニーが満ちている。
狂詩曲
思考力にサヨナラバイバイ 俺はこいつとハンズアップ
怒涛のビッグバンド映え。すき。わかる。赤城山の奥まで遠ざかっていた夏が帰ってきた…!黒沢さんが跪いて、ゆたかさんが跪いて、テンションが上がりっぱなし。これぞ灼熱!愛が恋に戻る瞬間でした。
永遠に unplugged live version 
ほんっっっっっっとに、今回のセットリストの愛がいとおしい。
ヒカリで、愛の歌で、いつもゴスに与えられているばかりの愛じゃない多幸感があったのに。
ここで!この!終盤で! 献身的で末永い愛を、これでもかというほど貰えるアレンジ。それくらいはどれくらい?教えてRight by youなんて言えないほどに。愛の大きさなんて、歌の中にこんなにも込められている……。このタイミングでこんなふうに歌われて、愛を受け取れないわけがない、こんな。ウワ……………………好き……………………………………既にスタオベしたい…………終わって欲しくないけど……………ひたすらに、ひたむきに好きだなあ………………………………
あたらしい世界
ささじさん あれんじが すごく なって ません?
泣く以外にない。世界一短い誓いでとどめ。
もともとだいすきな曲で、最近の引き算や抑える歌の研鑽もあって、大好きなこの曲のてっちゃんの歌い出しがやさしくて。G20府中のときの歌い方が特に好きだったので、音のやわらかさに泣きっぱなしでした。GBBのフルートのくるくるとした音が大好きなので、くるくるとした音が光のまたたきみたいになるのがもう、最高…。
相変わらずソウルネのタオルは吸湿力が高くて助かりました笑
堪えきれないスタンディングオベーション。今年もありがとう高崎音楽祭。幸せで、愛おしくて、嬉しくて。泣きすぎてることなんかより、惜しみない拍手を贈り続けたい。アンコールはあと3分くらい待ってほしかったくらいには胸いっぱいでした。
en
ひとり
リーダーが1番サビから客席にも歌わせようとしたのに、みんな真剣に聴き入りすぎてて言い出せなくてめちゃくちゃ動揺していた曲。
あたらしい世界スタオベのあとにそれはちょっと情緒多忙すぎるかな〜〜〜!!!?!?って思ったんですけど、貴重すぎる機会なので2日目ハモったらしいのがすごく羨ましかったです。集いでもやらない?だめ?
約束の季節
このノリなら歌うでしょ!と思ったら逆にここでは歌わなかったので、めいっぱい音を楽しみました。橋ツアーに続き、約束をまたひとつ重ねました。
今までずっと終わりの曲に2008年頃の曲を持ってきていたので、今回があたらしい世界と約束の季節という、要所で歌ってきている曲であることに、やはりなにか思わずにはいられません。
 
過去最高に知名度が高かったり近年たくさん歌っている曲中心に構成されていながらも、確実にゴスペラーズの音を伝える緻密なセットリスト。
曲の背景を知ること、音楽を受け継いでいくこと。その場でしか響かない音に、出会いに行くこと。
ステージ上に22人、スタッフの方々、のべ3800人の観客。人が動くことは様々な事情や支障があって、本当はとても難しいことなのに、何千人もの人が楽しい気持ちを共有して、ひとつの音楽を作り出す時間は奇跡に近くて。その奇跡に対するアプローチの丁寧さと真摯さを、今回の公演で深く実感しました。
妖怪のせいで(笑)予期せぬ事態もままありましたが、2016年のビッグバンドの音に慣れていなかったときよりも、好きな曲と圧巻のボーカルワークと強烈な音に心を震えさせたときよりも、なにかが深く響いていました。それは愛なのか、真心なのか。言葉にしきれない語彙力が口惜しい限りです。
 
「誰かと響きあれば、瞬間が永遠になる。」
エストロという映画に出てくる台詞です。
響きあうために必要なのは、正しい音だけじゃないから。
ハーモニーを奏でるために尽くしてくれるすべてのことが、たまらなくたっといものに感じます。
 
何にも代え難く、美しい瞬間に出逢わせてくれてありがとうございます。
ヒカリに満ちたものに出逢うたび、これからも何度も好きになっていくんだと思います。
 
以上、念願の初橋ツ田村でArmonia歌われたときにボロ泣きしてMoon glowsで情緒キャパオーバーして青い鳥で涙腺決壊した翌週の出来事でした。
高崎駅からほど近いケーキ屋さんのシュークリームがメープルシロップ入りで濃厚な美味しさなので是非。